どんなものにめっきできますか?

 弊社では基本的に鉄上の亜鉛めっきのみ承っております。磁石がくっつけばほとんどの場合鉄です。一般的な鋼材へのめっきの注意点は下記をご参照ください。

 冷間圧延鋼板材 SPCC等        
機械構造用炭素鋼材 S○○C等 揺動ラインでは低炭素鋼でも打痕抑制できます。高炭素鋼も可能です。
SS材 SWCH材

 以下は特に注意が必要ですが、よく弊社でめっきしているものです。要打合せ、要テスト。

熱間圧延鋼板材 SPHC等製品形状によっては十分にスケール除去できない場合があります。酸洗材をお勧めします。
バネ鋼 SUP材等は揺動バレルラインでのみ承れます。ベーキング可能です。
硫黄快削鋼 硫黄分が邪魔をして引っかけラインでは不具合が出る場合があります。バレルめっき推奨。
鋼管材 熱間材は十分にスケール除去できない場合があります。酸洗材推奨バレルめっき推奨。
工具鋼 SK材は揺動バレルラインでのみ承ります。
機械構造用合金鋼 クロモリ鋼等あまり経験がありません。手探りで要テストです。
鋳物 弊社の酸性亜鉛めっき浴は鋳物に最適ですが、凹部分があると上手くめっき出来ません。素材の種類により難しい場合があります。
電炉材 SS等。高炉材と同じ品質でめっき出来きない場合があります。

 加工した物も承ります。
 焼き入れ焼き戻し等熱処理品 ベーキングも承ります。
 溶接したもの 溶接部分の巣穴、焼け焦げ注意です。要ガラ研磨、ショット等。                            

基本的にお断りしている素材

 SUS 基本的に難めっき素材です。304、430に直亜鉛めっきサンプル作成した経験ありますが、上手くいかない可能性高いです。要多層めっき。
 ダイカスト 亜鉛ダイカストはお断りしております。
 M2mm台以下のネジ めっき設備の穴径が3mmですので、3以下はめっき出来ません。形状によりM2.6mmを処理したことはあります。